2015年10月02日
早池峰
早池峰(1917m)
岩手県にある標高1917mの山で北上山地の最高峰で日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山及び一等三角点百名山に選定されています
六角牛山、石上山と共に「遠野三山」と呼ばれ、山頂は宮古市、遠野市、花巻市の3つの市の境界となっています
古くから早池峰ともいい、日本百名山にもその名で収録されています
全山が超塩基性岩のかんらん岩や蛇紋岩でできているため、ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ナンブトウウチソウなどを代表とする、蛇紋岩地帯の植生であり、非常に狭い地域であるにもかかわらず山域の固有種率(亜種、変種を含む)が非常に高い山
そのため高山植物の好きな人には憧れの山となっている(早池峰山と同様に蛇紋岩植物で名高い山域に北海道のアポイ岳や群馬県の尾瀬にそびえる至仏山などがある)
ハヤチネウスユキソウなどの高山植物などが生育する植物群落とその南側の薬師岳の森林植物群落は「早池峰山および薬師岳の高山帯・森林植物群落」として国の特別天然記念物に指定されており
また、本州で唯一、アカエゾマツが自生している山であることでも知られており、「早池峰山のアカエゾマツ自生南限地」として国の天然記念物に指定されています
登り 3時間
下り 2時間10分
(河原坊から小田越コースへ下山)
2015年 6月
早池峰と言えば、高山植物エーデルワイスの仲間のウスユキソウが早池峰の固有種として生息しており、「ハヤチネウスユキソウ」と名前が付いています
日本でエーデルワイスに一番近い花と呼ばれていて有名なのです
早池峰に初めて登る時は、この花が咲いている時に登りたいと思っていたので、時期を見計らって6月の終わり際に登って参りました
夜中に車で新潟を出発して高速をひたすら走り、早池峰登山口に着いたのが、すでに明るくなった朝6時頃
1時間ほど仮眠を取ってから登山道へと入ります
駐車場からは早池峰頂上を見る事が出来ます
最初は沢沿いを歩き、何回か沢を渡りながら登っていきます
森林限界近くになると視界が開けて早池峰頂上までの登山道が見えてきます
森林限界を超えるとひたすら岩、岩、岩の登りの登山道へと変わります
早池峰は尾瀬の至仏山に非常に似ている景色で、緑と蛇紋岩ののっぺりした山容の山です
標高を上げていく毎に高山植物が増えてきて、花の楽園になっておりました
ミヤマオダマキ
ミヤマシオガマ
チングルマ
私は高山植物界のクリオネと呼んでいます
チングルマは可愛い白い花が散ると
こんな風な「触手の伸びた捕食中のクリオネ」みたいにムサムサした体に変わりますこれも可愛いのだけど
そして、お目当ての花とのご対面です
ハヤチネウスユキソウ(wikiより)
岩手県早池峰山特産で、山頂部の蛇紋岩地の礫地に生える、キク科ウスユキソウ属の多年草の高山植物
ウスユキソウ属では大型で、茎の高さは10-20(30)cmになり、分枝しないで、白い綿毛がある。根出葉は線状倒披針形で、長さ3-8cmになり、両面に白毛がある。
茎につく葉は7-10個が互生し、線状披針形で先端がとがり、長さ3-5cm、幅4-6mmになり、基部は細くなり茎を抱く。表面の綿毛は少なく緑色で、裏面は灰白色の綿毛が密生する
花期は7-8月。頭花は4-8個あり、総苞は径7-9mm。頭花の縁に星状につく苞葉は5-15個あり、径4-6cmになり、灰白色の綿毛が密生し、先端はとがる
うっすらと雪を纏った様に白い可憐な花
花言葉は「勇気と忍耐」だそうです
ミヤマシオガマとウスユキソウ
緑と岩と残雪と高山植物に癒されながら標高を上げて行きます
早池峰の隣に聳える、薬師岳
大きな岩の「打石」
ここで標高1600mくらいになり、頂上まであと一踏ん張りと言ったところ
登山口から3時間ほどで
早池峰頂上(1917m)に到着
頂上には避難小屋があり休憩することが出来ます
長細く、だだっ広い頂上部となっている早池峰綺麗です
雲が広がり周りの山景色は見れずでした岩手山が見れず残念です
頂上での景色を楽しんだ後、下山を開始します
小田越コースを下ります
途中にあるハシゴを下り標高を下げていきます
小田越コースも高山植物が咲き乱れておりました
ミヤマアズマギクと薬師岳
チングルマ
ウスユキソウとミヤマキンバイ
ウスユキソウだらけ
そして頂上から1時間30ほどで小田越に下山完了ここで山バッチを購入しました
高山植物に彩られた早池峰を満喫することが出来ました
岩手県にある標高1917mの山で北上山地の最高峰で日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山及び一等三角点百名山に選定されています
六角牛山、石上山と共に「遠野三山」と呼ばれ、山頂は宮古市、遠野市、花巻市の3つの市の境界となっています
古くから早池峰ともいい、日本百名山にもその名で収録されています
全山が超塩基性岩のかんらん岩や蛇紋岩でできているため、ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ナンブトウウチソウなどを代表とする、蛇紋岩地帯の植生であり、非常に狭い地域であるにもかかわらず山域の固有種率(亜種、変種を含む)が非常に高い山
そのため高山植物の好きな人には憧れの山となっている(早池峰山と同様に蛇紋岩植物で名高い山域に北海道のアポイ岳や群馬県の尾瀬にそびえる至仏山などがある)
ハヤチネウスユキソウなどの高山植物などが生育する植物群落とその南側の薬師岳の森林植物群落は「早池峰山および薬師岳の高山帯・森林植物群落」として国の特別天然記念物に指定されており
また、本州で唯一、アカエゾマツが自生している山であることでも知られており、「早池峰山のアカエゾマツ自生南限地」として国の天然記念物に指定されています
登り 3時間
下り 2時間10分
(河原坊から小田越コースへ下山)
2015年 6月
早池峰と言えば、高山植物エーデルワイスの仲間のウスユキソウが早池峰の固有種として生息しており、「ハヤチネウスユキソウ」と名前が付いています
日本でエーデルワイスに一番近い花と呼ばれていて有名なのです
早池峰に初めて登る時は、この花が咲いている時に登りたいと思っていたので、時期を見計らって6月の終わり際に登って参りました
夜中に車で新潟を出発して高速をひたすら走り、早池峰登山口に着いたのが、すでに明るくなった朝6時頃
1時間ほど仮眠を取ってから登山道へと入ります
駐車場からは早池峰頂上を見る事が出来ます
最初は沢沿いを歩き、何回か沢を渡りながら登っていきます
森林限界近くになると視界が開けて早池峰頂上までの登山道が見えてきます
森林限界を超えるとひたすら岩、岩、岩の登りの登山道へと変わります
早池峰は尾瀬の至仏山に非常に似ている景色で、緑と蛇紋岩ののっぺりした山容の山です
標高を上げていく毎に高山植物が増えてきて、花の楽園になっておりました
ミヤマオダマキ
ミヤマシオガマ
チングルマ
私は高山植物界のクリオネと呼んでいます
チングルマは可愛い白い花が散ると
こんな風な「触手の伸びた捕食中のクリオネ」みたいにムサムサした体に変わりますこれも可愛いのだけど
そして、お目当ての花とのご対面です
ハヤチネウスユキソウ(wikiより)
岩手県早池峰山特産で、山頂部の蛇紋岩地の礫地に生える、キク科ウスユキソウ属の多年草の高山植物
ウスユキソウ属では大型で、茎の高さは10-20(30)cmになり、分枝しないで、白い綿毛がある。根出葉は線状倒披針形で、長さ3-8cmになり、両面に白毛がある。
茎につく葉は7-10個が互生し、線状披針形で先端がとがり、長さ3-5cm、幅4-6mmになり、基部は細くなり茎を抱く。表面の綿毛は少なく緑色で、裏面は灰白色の綿毛が密生する
花期は7-8月。頭花は4-8個あり、総苞は径7-9mm。頭花の縁に星状につく苞葉は5-15個あり、径4-6cmになり、灰白色の綿毛が密生し、先端はとがる
うっすらと雪を纏った様に白い可憐な花
花言葉は「勇気と忍耐」だそうです
ミヤマシオガマとウスユキソウ
緑と岩と残雪と高山植物に癒されながら標高を上げて行きます
早池峰の隣に聳える、薬師岳
大きな岩の「打石」
ここで標高1600mくらいになり、頂上まであと一踏ん張りと言ったところ
登山口から3時間ほどで
早池峰頂上(1917m)に到着
頂上には避難小屋があり休憩することが出来ます
長細く、だだっ広い頂上部となっている早池峰綺麗です
雲が広がり周りの山景色は見れずでした岩手山が見れず残念です
頂上での景色を楽しんだ後、下山を開始します
小田越コースを下ります
途中にあるハシゴを下り標高を下げていきます
小田越コースも高山植物が咲き乱れておりました
ミヤマアズマギクと薬師岳
チングルマ
ウスユキソウとミヤマキンバイ
ウスユキソウだらけ
そして頂上から1時間30ほどで小田越に下山完了ここで山バッチを購入しました
高山植物に彩られた早池峰を満喫することが出来ました
Posted by gami at 18:46│Comments(0)
│山登り-東北
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